TOMOHIROCK FILES

超絶系ミステリー作家の極秘ファイル

トモヒロック流 〜 ルール編

 ども、管理人トモヒロックです。超絶ミステリー小説「tangram」シリーズを書いています。

 「トモヒロックとは?」が好評だったので、今回は「トモヒロック流って何?」というルール説明に入ります。

 これから謎解き小説を書いてみたい方、すでに小説として何作か書いた経験者の方にはマニアックで面白い内容かも知れません。

 えー、人類が二足歩行をしてから(そこからかよ!)、、ってのは冗談で、マジメに本題に入ります。

 今回はトモヒロック流ミステリー小説の基本から激アツなスピリットの部分までを簡単に説明します。

 

f:id:Tomohirock:20210416044925p:plain

 ① 謎がデカッ! 〜 オリジナリティとフェア精神

 トモヒロック流のオリジナリティとは、新しい謎解きの形の事です。世界中に影響を及ぼしているリアルな謎、誰でも知っている様なメジャー級の謎についての新解釈やオリジナルの証明を推奨します。つまり、どーいう事なのか。

 作家が独自に作った謎を作家が作中で種明かしをするのが従来の推理小説でした。新しい謎を作る事が推理小説の創作においては重要なポイントでした。推理小説を書こうと思えば、必然的に作中に登場させる謎を考えるところから創作が始まっていました。

 しかし、トモヒロック流では作家が謎を作る必要はなく、謎を解明する探偵役に徹するべきである、と定義します。ミステリー作家は創作時間の多くを謎解きに使えば良いのです。

 では、謎解き小説の素材としての謎はどこから用意すれば良いのか。

 世界を見渡せば良いのです。書き切れないほどの謎が世界中にゴロゴロと存在しています。現実社会に存在する謎はすべて無料で手に入ります。メジャー級の謎の場合、謎に関する多くの情報までが説明書の様に付いて来ます。

 これらのリアルな謎の謎解きを小説として書けば良いのです。当流派にとって世界中の謎は無限のエネルギー資源と同等の価値が有るのです。窓の外に広がる現代は尽きる事のない材料の宝庫、使い放題の宝の山である事に気が付けば良いのです。

 世界的な謎にはすでに知名度があり、そしてリアルです。大人から子供まで、その謎の難易度をすでに知っています。謎との距離感は読者からも作家からも同じであり、これらの謎を解明した場合、読者と共通している距離感が作家のフェア精神(作家自身がその謎を作り出していない事が明白なので)を証明する事になります。世界的な謎を解明した作家のオリジナリティを人類初の偉業として証明する、ひとつの世界的基準になるのです。

 作品をブログ小説として公開すれば、作家が提示するアンサーが前例のないオリジナルなのかどーか、どこかの誰かの古いネット情報をまとめただけなのか、確証のない想像話なのか、確証がストンと腑に落ちて納得できる大発見なのか。読者は他の作品などと比較して作品の存在価値を判断しやすくなります。

 近年の推理小説界では「ネタ切れ」が叫ばれている様です。古典的な推理小説は作中の探偵キャラに解かせる事を前提として、多くは物理学を利用した謎が作られています。したがって、他の作家が作った謎と類似してしまうケースや謎そのもののスケールダウンなど、作品の重要な部分である謎解きのクオリティが、増えて行く作品数に反比例して低下してしまう傾向にある様です。

 一方、世界中の謎を扱うトモヒロック流に制限は一切ありません。全方向から謎に向かって謎解きをすれば良いので、作家を「ネタ切れ」から解放します。作家自らが謎を作り出す手間は必要はありません。好きな謎を使って自由に謎解きをすれば良いのです。

 繰り返しになりますが、トモヒロック流のオリジナリティとは、まだ読者が読んだ事のない新しい謎解きの形の事です。誰でも知っている謎でも謎解き部分がオリジナルであれば謎解き小説は成立します。作家の数だけ謎解きがあって良いのです。読者との発想の違いを書けばオリジナル小説になるのです。

 ここまでは基本ルールのひとつに過ぎません。入り口です。

 当流派では、その謎解きが面白い発想なのかどーかを読者目線で考えます。編集者ではなく、出版社や広告会社の目線でもありません。読者目線です。読者として読んだ時に、その謎解きが面白いか、面白くないか、です。

 正確な謎解き、正確な解釈である必要はありません。小説として面白ければ良いのです。小説は読者が楽しんでくれる事で成立するエンターテイメントです。謎解きに多少の無理や強引さがあっても、その謎解きを読んだ時に面白いものだけを小説にする、という姿勢で取り組みます。

 

 ② 1文字目ルール 〜 謎解きクオリティと創作姿勢

 人類初の謎解きではない場合、その小説の最初の1文字目を書き始める必要はありません。つまり、傑作にならないなら無理をしない、という事です。ただの辻褄合わせ小説では読者は喜びません。当流派は完全に内容重視です。雰囲気だけを集めて書かれた謎解き小説は存在価値を下げてしまうだけです。

 つまり、その作品には重要な何かが足りないのです。他の作家でも書ける内容なら1文字も書かない。誰かが書けるなら誰かが書けば良い。どーぞどーぞ。まだ誰も書けないのであれば仕方ない、僕が書きましょう。この気持ちの余裕と、自分がこれから書く小説の内容について客観的な視点を持つという事です。

 面白い話はワクワク感を誰かに伝えたくなるものです。そして面白い謎解きは、どの様に書いてもミステリー小説として成立するのです。面白い謎解きに必要不可欠な要素が発見です。ネタばらしをするならば、誰にでも発見は出来るのです。

 構える必要はなく、小説用のネタとしての発見です。簡単です。何かと何かが似ている事に気が付けば発見です。取っ手を縛ったコンビニ袋とウサギが似ている、皿の上のホールケーキと麦わら帽子が似ている、など。些細な勘違いレベルの発見でも充分にオリジナル小説になり得ます。

 勘違いネタは謎解き小説の王道です。実際に、些細な勘違いや解釈の違いからミステリー扱いになっているケースが非常に多いのです。当流派では驚きという部分も重要なので、それらのスケール感(受けた印象としての大きさ)がもう少し大きいものを小説用として使います。

 ミステリー小説とは、提示された謎に腑に落ちるスッキリとした謎解きが書かれているジャンルであり、読後にモヤモヤを残さない小説の事です。どれだけ書き方だけが面白くても、謎が解明されていない小説はミステリー小説ではありません。

 したがって、当流派では未解明な謎ワードの乱用は禁止行為です。謎ワード(謎を示すキーワード)を書くなら解く。解けないなら1文字も書かない。作品が完成した時点で、謎ワードは謎解きと1対のセットになっていなければなりません。

 謎解きについては謎の全体を一度に解明しなくても構いません。謎を構成している要素の一部分だけでも、どんなに小さく見える謎の場合でも、解明する事でこれまでの常識から何らかの固定観念が取り払われる(と思われる)場合には発見であり、謎解きとして成立します。

 作品の中の他の謎解きから連鎖的に謎が解ける場合もあります。この場合、作家の自己責任において、未解明な謎ワードでも作品に登場させて構いません。しかし、謎を登場させた解明責任は「宿題」となり、作中で解明するまで果たされないものとします。

 この制約はミステリー小説としての謎解きクオリティを読者へ約束するものであり、その作品の最初の1文字目から作中の1フレーズに至るまで、そこには読者との約束が存在するのです。

 これらの条件を踏まえた上で謎解き小説を書き始めたという事は、面白い小説である事、新しい謎解きがある事、を最低限クリアしている事になります。作品のクオリティを読者へ約束する事になります。作家の創作姿勢の根本まで試される、厳しい創作基準となっています。

 基本的には、謎が解明出来た(と思われる)瞬間のワクワク感、発見の感動を作品を通じて読者と共感し合えれば良いのです。当流派が推奨しているのは誰でも知っている様なメジャー級の謎ですが、必ずしも世紀の大発見である必要はなく、何でもない様な事に意外な意味が有った、などという場合も有るでしょう。身近な話題は共感しやすくなります。

 当流派は「人類初の謎解きしか書かない」というブレない創作姿勢が当たり前なので作品の中には必ず発見があります。場合によっては脳内イメージの文章化がギリギリのレッドゾーンを超えた「オーバーフロー」状態に直面する事があります。

 「オーバーフロー」状態について

 作家が文章表現による限界を超えてしまった体験「オーバーフロー」は膨大な脳内イメージで頭の中が飽和状態になってしまう事です。他ジャンルの小説であれば、この状態が長引けば作家の資質や才能が問われてしまう事態かも知れません。しかし、当流派ではここからが本番スタートであり、未体験ゾーンの入り口です。前代未聞の傑作が誕生する前兆として歓迎しています。

 ネタばらしをすると、上記のルールは、作家の脳内でオーバーフローを起こしやすい状態にするために設けたルールです。を突き詰めるとオーバーフロー状態になるのが当然で、あえて極限状態を意識的に作り出すルール、それがトモヒロック流なのです。

 ある意味では狂気的な創作法と呼べるかも知れません。しかし、ミステリー作家は他ジャンルの作家と資質を比べた場合、このオーバーフローに対応出来る耐性を持ち合わせているのです。

 非現実なマジカルと現実のロジカル。SFやファンタジーであれば非現実の世界へ行ったきりでも良いでしょう。しかし、不可解な謎をリアルに解明するために、この両方の世界を往復して小説を成立させるのがミステリー作家です。このハイブリッドな仕組みの小説を創作しようとする資質こそが、新しい謎解きの前例を作れる者に必要な通行許可証、ワイルドカードなのです。

 オーバーフロー時、作家は「文字」の限界に直面します。メジャー級の難解な謎を解明する場合は前例のないアンサーに辿り着く場合が多く、世紀の大発見とはそーいうものなのですが、前例のないアンサーはその全貌を簡単には文章化させてくれません。

 作家の文才や技術的にどーのこーのだから、という事ではありませんのでご安心を。言うなれば、文章では表現しにくい形をしているのは謎側の都合であり、前代未聞の謎解きの形はワケの分からない形をしていて良いのです。文章では表現しにくい非常識な形だからこそ、常識人たちを跳ね返して現代まで存在し続けているのです。ここから先はワイルドカードを持っているミステリー作家の出番なのです。

 「文字」は常識内でのインフォメーションに適した道具ではありますが、常識を超えた領域のイメージを具体的に表現するためには能力不足です。「文字」そのものが持っている機能に限界があるのです。デザートスプーンを持って未知の巨大生物を捕まえに行く様なものです。

 難解な謎にアンサーを導き出さなければならない状況を前にしてはじめて、作家は自己流でなければ表現出来ない事に気が付きます。過去に使い回されたフレーズでは脳内のイメージを伝え切れない。この体験こそが尊いのです。新しい謎解きを小説にするだけで、誰にも真似のできないオリジナル小説が誕生するのです。

 トモヒロック流では表現に制限を設けません。当流派の制約は厳しく見えますが、交通ルールよりも単純です。表現上の制限は一切ありません。デザートスプーンを使って捕えられないのであれば他の道具を探してみる。それがダメならオリジナルの道具を作り出せば良いのです。

 トモヒロック流は印刷物にするための小説ルールではありません。制限なしのブログ小説用ルールです。ブログはすでに世界的メディアです。脳内イメージをそのまま読者へ伝える事が理想です。必ずしも小説を文章だけで書き切る必要はありません。

 経験上、謎解きに関して「百聞は一見に如かず」の場合が多く、アンサーの種類によっては画像などを使用した方が作家の脳内イメージを伝えやすくなります。

 ブログはイメージを読者へ伝える事に関して最強のメディアです。文章だけに限らず、他のウェブサイトへのリンク、音楽、動画を貼っても構いません。謎解きエンターテイメントとして成立すれば良いのです。ブログ小説である事のメリット、可能性を最大限に活かしましょう。スマホ時代である現代、誰でも作家としての創作から公開まで、すべての道具はすでに揃っているのです。

 ③ ハッピーエンディング 〜 達成感と開放感

 人類初の発見で謎解きを果たしたミステリー小説はハッピーエンディングで読者を物語の中から現実世界へと帰す事が出来ます。

 事件性よりも純粋な謎解きの面白さに重点を置くトモヒロック流は、どの様なシチュエーションで最終章を迎えてもハッピーエンディングになり得ます。

 ストーリー全体の流れとしては、(世界的な謎)を、(発見で解明する)によってオーバーフローを起こした作品(作家)の爆発エネルギーをポジティブな方向へ集中させるための、( ハッピーエンディング )という事になります。ハッピーエンディングがエネルギーの出口です。非常にシンプルな力学です。

 この3つのポイントを頂点とした正三角形を描いているのが理想形です。この正三角形がしっかり描けているほど作品の内容は際立ちます。

 この3つのポイントがぬるい場合は「ビミョーダ・トライアングル」という、微妙な内容の作品に( ← 説明しよう! 言い出した謎ワードは必ず解明しなければならないのがトモヒロック流の大原則である。油断をさせて正確なワードでツッコミを誘引し、解明責任を背負わせるトモヒロック流トラップに気を付けよう )なってしまいます。それぞれの各ポイントが際立った、バランスの良いミステリー小説を目指しましょう。

 ブログ小説は印刷物とは違い、締め切りや最終稿などは存在しません。ブログはすでにイメージを世界中どこへでも拡散できるメディアです。ネット上に根を張る活きたコンテンツであり、長期的なライフワークとして内容の修正や変更を繰り返して作品を更新して磨き上げれば良いのです。作家が自分で決めた時点でその作品は完成となります。

 創作ジャンルには関係なく、何かの作品を完成させるまで数十年掛かったとしても、ひとつの自信作が完成すれば素晴らしい偉業です。きっとその素晴らしい作品はこれから来る人たちにとっての道しるべや目標としてのマイルストーンになる事でしょう。

 リアルな謎解きで常識ごと変えて行く。パイオニア精神を持った次世代のミステリー小説の新基準がトモヒロック流なのです。

 

( あらためて「トモヒロック流」を考えると、つまり、良い所取りだろ? )

 前回に懲りずにまた来たか、超一流のツッコミ担当君。笑

( 「面白いミステリー小説」という理想の完成形があって、そこへ到達するための新基準、という感じか )

 世界中の謎を解明してオリジナル小説を書く。この基本姿勢が簡単に見えて実は難しくもある。しかし、作家をネタ切れや締め切りから解放し、作品の内容的には無制限に取り組める。ミステリー小説というジャンルの特別性、ブログ小説である事のメリットをはっきりと明確化しておく事にした。メリットだらけだろう?

( そもそも「殺人事件を書かない」っていう、これまでの謎解き小説ではあり得ない大原則もあったよな? )

 そーだね、トモヒロックとしてはそれが最初だった。僕の作品では第1作目からすでに暗黙の了解になっている大原則で、紙媒体でのクラシックな謎解き小説に対しての礼儀としてジャマをしたくない。昔ながらの謎解き小説には昔ながらの良さがある。

 だけど当流派はインスピレーション方式の最新型。事件を解くのが従来の謎解き小説のルールだった。一方、世界中のリアルなミステリーを解明するのがトモヒロック流。そもそも「謎」の定義が違う、新基準の謎解き小説だから。事件性そのものには重点を置いていない。

( 新基準の集合体か。トモヒロック流って言いにくいからさ、もっと短いフレーズにしてくれよ )

 何だろー。何かあるかな?

( キメラとかどーだ? 集合体だから )

 はい、ルール的にいきなりアウト。

( 早っ! ウソだろ? そもそも謎ワードじゃないから。医療用語だから )

 謎ワードだから。解明よろしく。

( 違うから )

 「キメラ」は謎ワード。いらっしゃいませ。喜

( いやいや、医療用語だから。異なった遺伝子情報を持った細胞が同一の体内に最新の遺伝子操作技術で、、、つまり )

 つまり?

( キメラは解明する必要なし。ギリギリセーフ )

 キメラギリシャ神話に登場する伝説のモンスターキマイラ」に由来する。発音が違うだけの同意語だ。

( 由来まで知るかよ。でも医学界では常識ワードらしいよ )

 常識ワード? 何学界だろーが関係ないよ。言い出した謎ワードは必ず解明するのがトモヒロック流だから。

( さっきのビミョーな三角トラップは説明がてらに回避したのに、、、。ギリシャ神話に登場するモンスター? キマイラ? )

 超一流のツッコミだと思っていたけど、結局はガヤの三流ツッコミだったか。超一流を名乗るなら独自の新しい見解をバシッと示してくれないと。なーんだ、普通、普通。

( トモヒロックのツッコミ担当は超一流だって言ってるだろ? ツッコんだ瞬間にどんな謎でもスパーン! と解けて、広大な未来が目の前に広がるから )←またこんな感じのくだりから。

 未来が広がるかどーかは後で読者が決めるから。三流ツッコミじゃダメだよ? 

( お前はアレか? だろ。言っておくけど超一流にマグレ当たりなんて無いからな。すべてを踏まえた男の生き様をよーく見とけ )

 ちなみに、ギリシャ神話に登場する合成獣キマイラ」は、頭がライオン、体と背中が雄山羊、しっぽが毒蛇。口からは炎を吐く、伝説上の生物です。

( 何だよ、口から炎って )

 「キマイラ」のイメージはこんな感じかなーと印象を確認しておきましょう。

画像1

 さぁ、果たして、ギリシャ神話に登場する合成獣キマイラ」の正体は何なのか。本当にライオンの口から炎を吐いている、そんな不合理な生物が実在しているのでしょーか。ツッコミ担当君はこの謎の栓を抜けるのでしょーか。

 (  誰が栓抜きだよ  )

 それではツッコミ担当君、超一流の男の生き様をお願いします!

 

( おい、キマイラ!  お前は ──

 

画像3

── EU諸国かっ! ) 

 

 なんだって? 

( 前回の別アレンジバージョン )

 どれどれ? あ、キメラがいた。笑

画像3

 ポーランドがはっきりライオンの横顔で、口からベラルーシの炎をロシアに向かって吐いている。ドイツ周辺が雄山羊の体。背中にはデンマークの大きなツノもあって、蛇の様な形のイギリスがしっぽ。ルーマニアが前足。イタリアが後ろ足。

 なるほどー。ヨーロッパの連合国だったのか。まさにあの辺り全部、EU諸国でキメラだ。

 古代の人たちはヨーロッパ連合の勢いを恐れたんだろーね。当時の軍事的な強さをモンスターの様だとギリシャ神話に残した、と。

 こーいう謎解きは好きだな。伝説にリアリティが出て来た。

 違う謎なのに前回と同じ謎解きツッコミ。色々と踏まえてる。常識からさらに一歩進むだけで世界がさらに広くなる。やっぱりキレが違うね。

( おいおいおいおい )

 何? どーした? 

( さっきから「ギリシャ話」を連呼しているけど「」は謎ワードだから   )

  ちょいちょい、デカすぎ。解明するって事は古代ギリシャを登場させるって事だよ? 意味が分からない。時間軸的にどーなのか、、、

( その常識を超えるのがトモヒロックだろ? 読み手には関係ないから。えー、皆さん。現在制作中の新作パート5にはが降臨します! ご静聴、ありがとうございました )

 さらにギリシャ話のを追加って。SFファンタジーじゃないからさ、幻想の正体をリアルに解明しないといけないから、、、あれ? まさか僕に「ギリシャ話」と言わせるための? 

( 秘技、ビミョーな三角トラップ返し。シャキーン! )

 マキビシにブーメランで返された。でもまぁ、謎と謎解きはワンセット。ルールの創始者が自分で謎ワードを言った以上は謎を解くしかない。潔いのがトモヒロック流だから。逃げも隠れも致しません。そもそも逃げた事がないから逃げ方を知りません。

  って事で、読者の皆さん。そっちは大丈夫? むしろ、読む準備は出来ているのかい?

 ( 何でこっちの心配してるんだ? この作者 )

 謎解き後の衝撃に耐えられるのか、心と頭の準備は出来ているのかなーと思ってさ。想像力とか、理解力とか、期待値も含めて最大限にしておいてくれないと。それらのすべてを圧倒的に超えて行くのがトモヒロック流だから。ブレた事がないから。

 ( 出た、トモヒロック節。第1作目から変わらぬ、この余裕。このメタ感、、、。ミステリー史上最大級の謎だと分かっていながら、なぜこの男は自分のハードルをさらにもうひとつ自分で上げてしまうのか。素人作家の強がりではないとすると、この揺るぎない自信と余裕はどこから来るのか。

 しかし、これまでにも多くの謎解きを見せ付けられて来た読者は知っている。トモヒロックは必ず、読者の予想を超えた納得の謎解きアンサーで大風呂敷に帳尻を合わせて来た事を、、、)← 何かごちゃごちゃ言ってる。

 とにかく書き手として、こっちはいつでも大丈夫。当初の予定の10作品は書き終える事が出来たから。11作目からはまったくの未知数だけど。書く以上は今までの作品以上に自由に書かせてもらうよ。リミッター解除で。ニヤリッ。

 ( し、しまった! 押してはいけないスイッチがリミッター解除ボタンだったとは、、、。

  それでは皆さん、回必至の新作「 tangram'5 - Stereotype Control 」をお楽しみにー! って言うか、逃げて逃げて! )